賃貸ビル・マンション建築・修繕 小河原建設の非木造事業
ブログ BLOG
2023.06.29
staff

無垢のフローリング

小河原建設の石田です。

今回は無垢のフローリングをご紹介させて頂きます。

無垢の木材とは、天然の木からとれる1枚板のこと。弊社の床仕様にもなっておりますこの無垢のフローリングですが、

まず感じるのは、ここから出る天然の木のにおいです。

本来の木の香りにより、自律神経を整え、穏やかな気持ちにさせてくれます。森林浴気分が味わえます。

手触り、足触りもよく、心地の良い香りに癒される建材です。色味や板目などにも個性が出てくるので、好みが分かれるところもあります。

 

弊社にて主に採用しております無垢のフローリングを数点ご紹介致します。

①日光杉:杉材は軽く、保湿性にも優れ、また粘り気があります。細かい筋の通ったような木目がとても綺麗にうつります。

 

②レッドパイン:節と、白味と赤味が混在するナチュラルさが魅力と言われております。時が経つと飴色の光沢が出てきて、生活と共に空間に馴染んできます。

 

 

③サクラ:すっきりした木目で品の良い空間を作りだします。色目などのバラツキが少なく、洋にも和にも合います。人気の床材です。

 

④オーク:ナラ材。強度、耐久性を持ち、木目がはっきりしていて、淡い褐色の風合いがあります。加工しやすく堅牢さがある為に、ウイスキーやワインの樽、家具にも使用されております。

 

⑤バーチ:カバ材。緻密で光沢のある美しい木肌を持った黄金色に輝いている木材です。優しくきめ細やかな木目で、板目の主張はありませんが、この輝きは気持ちも明るくさせてくれます。

 

無垢のフローリングには、弾力性があり、機種によっては柔らかく暖かく感じます。複合フローリングと比べると、この良さがとても良く感じられます。

しかし、天然素材ならではの注意点もあります。直射日光が当たると変色やヒビ割れを生じる場合も出てきます。又、重たい家具やキャスター付きの家具を使うとへこみや傷の原因になります。そして、水分は毛羽立ちや白濁、カビ、ひび割れの原因となりますので、お水などをこぼした際には早めに拭いて下さい。

でも、あまり気にしすぎても疲れてしまうだけですので、傷などができてもそれも味!としてみて頂ければと思います。生活をしていき、その歴史を刻める商品ということですね。

 

最後に木の香りからのアロマテラピー効果について少し調べてみましたことをお伝えします。

フィトンチッド、ヒノキチオールなどの精油成分があります。フィトンチッドとは、植物が自らの身を刺激や外敵から守るために生み出す防御成分とのことです。この香りを感じることが出来る建材が、無垢のフローリングです。床から出る香りの防御成分が、私たちの五感を刺激し、守ってくれ、良い方向へと導いてくれればと思います。

2023.05.26
staff

日本最初の超高層ビル

みなさん、こんにちは。
中野区工務店 小河原建設 住宅事業部 設計の松永です。
いかがお過ごしでしょうか。

本日は、建築に纏わる豆知識についてお話したいと思います。
みなさん、日本最初の超高層ビルはご存知ですか。

 

(写真:BELCA賞HP)

霞ヶ関ビルディングです。
私の親も、幼い頃、霞ヶ関ビルディングを見に行ったと言っていました。

しかし、一方で、霞ヶ関ビルディングとは別に日本初の超高層ビルになるはずだった建物がありました。
それは…

 

 

東京海上ビルディング本館です。
日本最初の超高層ビルになる予定でした。
しかし、計画地がお堀端であり、超高層ビルを建てることへの抵抗から美観論争など紛争が起きました。

当初は高さ130mで計画されていましたが、竣工は約100mとなりました。

現在は解体工事が進められ、2028年度竣工予定です。

先日、近くを通った際に写真を撮りました。
写真奥、クレーンの乗ったビルが東京海上ビルディング本館です。

 

竣工が待ち遠しいですね。

2023.05.21
staff

エッグペイント

中野区小河原建設の石田と申します。

今回は自然素材の塗料、日本エムテクスさんのエッグペイントをご紹介致します。

 

こちらは「卵の力」に注力した商品で、卵の殻に珪藻土を加えた機能性塗料となります。

卵の殻は多孔質(約94%が炭酸カルシウム、厚さ0.26~0.38)で、小さな気孔が卵1個の中にたくさんあります。

この気孔からひよこの呼吸に必要な酸素を送り込み、中で発生した炭酸ガスを排出するというガス交換を行っていて、

この「生命を生かす力」に注目した製品ということです。

ひよこをイメージするとなんとも可愛らしく思われますが、製造過程にアイディアが詰め込まれています。

その製造過程ですが、マヨネーズ等で使われる卵の要らなくなった殻を使い、その殻の特性を生かした再資源製品となります。

破棄される殻はとてつもない量で、お金をかけて処分されるそうです。

破棄せずに捨てる殻をリュースすることで、資源を繋いでいく資源循環型社会の一歩と考えられていらしゃいます。

信念をもった、もの造りをされているメーカーさんの商品に注目をしています。

 

カラーですが、癒しの色、優しく温かい色合いで揃えられています。

 

上からホワイト、エクリュ、パールグレイ、モルタルグレイとなります。

画像ではわかりづらいのですが、とても綺麗なお色です。個人的にはエクリュとパールグレイがお薦めです。

エコで綺麗な塗料、エッグペイント。こちらも弊社モデルハウスに採用しております。ぜひ見にいらして下さい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023.05.12
staff

木造と防火 地域による制限

こんにちは。中野区の工務店、小河原建設の谷内です。

今回は都市部で求められる木造の防耐火性能についてお話したいと思います。

 

市街地のおける火災の危険を防ぐために、都市計画によって、地域を限って『防火地域』や『準防火地域』が指定されています。

建築基準法では、これらの地域区分に応じた階数や規模を定め、建物物の構造を制限しています。又、その他に、特定行政庁(市町村に建築主事のいる市町村長、いない場合は都道府県知事)が、屋根の火の粉による延焼を防止するために『22条区域』を指定しています。

防火地域

都市機能が集中している地域で、都市の中心市街地や幹線道路沿いの商業・業務地域等が該当します。

大規模な建築物や不特定多数の人が利用する建築物では火災が発生した場合、人命への危険性や周辺へ被害が広がる可能性が高くなるため、火災で建物が倒壊しないように基準が定められています。最も基準が厳しい地域です。

 

 

準防火地域

防火地域の周辺の商業地域や業務地区および居住地区など

東京23区の住宅地はほぼこの地域に該当します。

 

22条区域

防火・準防火地域以外の市街地の区域など

火の粉による延焼を防止するため、『屋根不燃』と『外壁の延焼の恐れのある部分を準防火性能とすること』が求められます。

 

皆様のお住まいの地域はどこに該当しますでしょうか?

地域を知り、自身が住まうエリアがなんの地域でどのような性能を必要とするか、これを知ることで、都市部の木造建築の可能性が広がってくると思います。

私も防火に関する知識を深めて、都心部に建つ木造建築物に貢献していきたいと改めた感じた次第です。

2023.05.06
staff

夏の熱こもり

小河原建設 住宅事業部の佐藤です。

皆さま家は断熱性能をよくすると冬暖かく夏涼しくなると思っていませんか?
私はそう思ってました。
確かに断熱性能がよくなると冬は熱が逃げないので、窓からの太陽光の熱、特に南の太陽の熱や少しの暖房で寒くない家が出来ます。しかし夏、太陽光が一度室内に入ると、今度は断熱性能が良いせいで熱が外に逃げないので、とても暑くなってしまいます。これが夏における熱こもりです。
日射をさえぎらない窓を締め切った室内の夏の夜は特にとても暑くなり、外のほうが涼しかったりします。断熱性能のいい住宅はそれとともに、適切に通風ができることが快適な住宅を作る上でとても大切になります。
 
窓はなるべく全方位について開口部があり、風をとりいれることができるといいです。また、建物と並行に吹いてくる風をキャッチできる縦滑り出し窓を付けるのもとても有効です。
 
それ以外にも暑い空気は上の方に溜まるので、天井付近に窓がついていると、上の方に溜まった熱気が逃がすことができ、効果的です。
 
こもった熱を排出する以外にそもそも窓の熱気を室内に入る前に遮断してしまうこともとても有効です。夏は南の窓に簾をかけたりシェードをつけることによって熱が入る量を減らすことが出来ます。
 
温暖化が進み、夏にエアコンなしで過ごすことは難しいですが、今の時期のような夏と冬の中間の時期、暑くなってきたなと思っても、エアコンをかけるより前に、まず窓を開けて風を取り入れることで、快適にすごすことができるようになります。
2023.04.28
staff

牧場の一角

こんにちは。中野区工務店 小河原建設 住宅事業部 設計の松永です。

いかがお過ごしでしょうか。

 

 私は、広島県に親戚が住んでおり、親戚のもとを訪れる際、よく訪れる牧場があります。

この牧場の一角に、写真のような小さな建物がありますが、これは何で作られているか、お分かりになりますでしょうか。

 

これは、土嚢袋に土を入れ、それを積み上げ作られるアースバック工法という方法で建てられたそうです。

中に入ると、壁面にワインのボトルが埋め込まれている場所があり、ステンドグラスのように光を通していました。

 

 この工法はイランの建築家の方が考案されたそうです。世界に目を向けると、面白い建築が色々ありそうです。

(写真:上ノ原牧場 カドーレ HPより)

 

2023.04.23
staff

左官材 ビオセラ

中野区の小河原建設 石田です。

自然素材のひとつ、高千穂シラスの内装左官材「ビオセラ」をご紹介致します。

こちらの製品は、火山灰シラスが原材料の100%自然素材のものとなります。

いわゆる化学物質0となります。安心できますね。

 

自然素材の風合いや色合いが楽しめ、この仕上げで囲まれた部屋に居ると

包まれたような温もりのようなものを感じます。

消臭機能や調湿機能もありますので、余計にそう感じるのかもしれません。

又、シラス成分中の酸化還元反応により、悪臭や有害物質が軽減されるそうです。

つまり空気清浄機の役割となります。

天然の空気清浄機なんて嬉しい限りです!

 

色合いのご紹介です。

 

 

 

カラーバリエーションは5色、展開されております。

いかがでしょうか! どれも柔らかい風合いのものですね。

高千穂シラスさんが、自然界に存在し人間が本能的に美しいと感じる色、インテリアに合う色を開発し、つくられました。

 

左官材特有の仕上げも面白いものです。

以前にご紹介させて頂きました、シラス外壁材「そとん壁」同様、塗り方によって違う表情が出てくるのも面白いものです。

 

 

 

左上から横に順番に「やまなみ仕上げ」「なで切り仕上げ」「ソフトヘアライン仕上げ」「コテランダム仕上げ」「アラバケ引きヘッドカット仕上げ」となります。

お部屋のイメージに合わせ、アクセント感覚で選んでも良いと思います。

自然素材を十分に感じられる、そして壁紙には無い風合いをぜひお楽しみ下さい(^^)/

2023.04.12
staff

キッズフェスタ開催

こんばんは。

中野区の工務店、小河原建設の谷内です。

4/15(土)、4/16(日)の2日間、TRC東京流通センターにて、『キッズフェスタ2023』が開催されます。

子どもの福祉用具展という事で、障害を持つお子様や、そのご家族様のお役立ちになる商品の展示会となります。

車椅子、バギー、座位・立位の保持具、階段昇降機、スロープ、移動用具等、日常の生活の支えとなるものを、実際体験しながら見る事ができるとても貴重なイベントです。

毎年、関東近郊のお客様に見に来ていただき、にぎわっておりますので、今年も沢山のお客様にご参加いただけるのではないかと思われます。

 

弊社が加盟してる、『NPO法人 ケアリフォームシステム研究会(以下CRS)』も今回のイベントに参加し、障害をお持ちの方、又、介助するご家族様に対する住宅改修のアドバイスを行います。

CRSに加盟する工務店が今までに施工した、事例を通して、水廻り(トイレ・浴室)のリフォームであったり、外から室内までの間にある、さまざまな段差の解消の仕方、障害の程度にもよりますが、お子様の自立(律)を応援する改修や、介助するご家族様の負担を軽減する等、とても参考になるものを、お見せできる機会となります。

現在、お困りの方、又今後の参考にしたいという方は、是非遊びにきていただければと思います。

2023.04.07
staff

冬の窓はストーブ

すろ小河原建設 住宅事業部の佐藤です。
 
今回は住宅における窓についてのお話です。
住宅において窓は一番熱が出入りしてしまう部位です。トリプルガラスの性能のいいサッシでさえ、昔の家の薄いグラスウールの家の壁と同じくらいの性能しかないです。そのため、窓の多い家はどうしても熱が逃げる場所として断熱においては弱点になってしまいます。
でも窓は断熱をおいても壁とは違う役割があります。
光だったり、通風であったり、眺望だったりです。
そして断熱の弱点でありながら、冬においては熱を多く取り入れられる場所にもなります。
冬の南の窓から取り入れる熱量は電気ストーブに匹敵します。それを有効に利用し、建物の断熱性能を上げることで少しの暖房でも快適に過ごすことができるようになります。
 
ただ、このように南の日射を利用するためには、ガラスの性能を南については日射を取り入れられるタイプのものにする必要があります。逆に西日など夏の強い日差しを避けるためには東西の窓のガラスは日射を反射して遮るタイプのガラスにして建物内部に熱をなるべく取り込まないようにすることが必要です。
窓ガラス一つとっても快適に過ごすために適切なものを使わないと大きく室内温度が変わってきます。
 
そうは言っても冬の太陽の夏を取り入れるためにカーテンも付けずに日射を取り入れるにも人の視線が気になってしまいます。そういう所は視線を遮る工夫をして最大限熱を取得できるようにしたり、建物の配置や植栽やその他、ちょっとした工夫で快適な室内空間を作ることができます。
 
そのためには周辺環境を事前によく調べてその土地にあった建物を工夫して作ることがとても大切になってくるのです。
2023.03.28
staff

レゴの家

こんにちは。中野区工務店 小河原建設 住宅事業部 設計の松永です。

突然ですが、みなさん、レゴで遊んだことはありますか。
私は、幼い頃、レゴで小さなお家を作るのが好きでした。

10年以上前のお話になりますが、イギリスで本物のレゴの家が作られたことがありました。

レンガを積み上げて家を作ることができるのなら、レゴでも本物の家を作れるのではないか、と考えたことが着想のきっかけです。

カラフルな外壁で350万個のレゴが使われました。

 

このレゴの家の建築には、設計事務所や、構造設計の方も関わっており、
34個のレゴを8層積み上げた枠状のものを基本単位として組み上げていきました。

 

実際にレゴを積んでいく作業にはボランティア2000人が参加。約6週間かけて作られました。

窓には、透明なレゴがはめ込まれ、光を部屋の内部まで取り込みます。

 

多くの方が関わり実現した、レゴの家ですが、現在はもう取り壊されてしまいました。
でも、このレゴの家を知ったとき、幼い頃の夢が実現したようで、何だか、嬉しい気持ちになりました。

レゴの家ではありませんが、建築の巨匠 ル・コルビジェやフランク・ロイド・ライト、ミース・ファンデル・ローエの作品もレゴになっています。
ご興味がある方はお作りになってみてください。

(写真・イメージ・参考:atelierone、Barnaby Gunning Studio Ltd. 世界のわくわく住宅)

OTHER CONTENTS