賃貸ビル・マンション建築・修繕 小河原建設の非木造事業
ブログ BLOG
2023.02.26
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壁紙について

小河原建設、住宅事業部の石田です。

おうちの中で、汚れが目立っているところはありますか?
キッチンのコンロ周りや換気扇、ドアの下の部分やサッシ廻りなど様々ですね。

中には壁紙の汚れが気になりだした!という方もいらっしゃると思います。
この壁紙(クロス)はどのようなものがあるのか、そのお手入れ方法などを
少し書かせて頂きます。

一般的にはビニル壁紙が多いのですが、こちらの特徴としまして
表面は塩化ビニル樹脂層、その下に裏打ち紙が貼られています。

ビニルなので、比較的にシミやホコリには強く、軽い汚れは水拭きや
洗剤で落とす事ができます。

この樹脂層の上に更に汚れ防止のフィルムを貼ったり、特殊配合された
表面加工により、キズに強いものがあったりとします。

そして何より色柄が豊富にあります。
見ていると楽しいのですが、選ぶのには迷ってしまいますね。

 

 

弊社は、内装材にも環境や体に良く、自然素材を使用しているものを標準仕様として取り入れております。
壁紙においては、その機能を持つ「環境素材コレクション」というものの中から選んで頂いたり
しております。

特徴は、吸放湿性・通気性に優れていて、自然素材を用いられております。
なによりビニル壁紙とは少し違った落ち着きのある色合いをもち、
ビニル独特の匂いは感じられません。

珪藻土や稲麦・マニラ麻を表層紙に漉き込んでいたり、塗り壁のような
風合いをもっているものもあります。

    

 

こちらのお手入れ方法は、ハタキをかけてホコリをとり、汚れがでたら布やタオルで拭きとってください。
ホコリは長期間放置すると、湿気や油分を吸って取りにくくなります。

そして油煙やたばこの煙は、壁紙を短時間で変色させてしまうので、室内の換気をお願いします。

これはカーテンなどのお手入れ方法にも共通することになります。
ホコリは汚れの元となります。

なるべくお部屋をきれいに保つためにも、適度な換気は必要です。

冬は換気を怠ってしまいがちですが、これから少しずつ暖かくなってきますので、
気持ちのよい季節には、ぜひ風をお部屋に取り入れてみてください!(^^)/

2023.02.13
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魅せ方

みなさん、こんにちは。

中野区工務店 小河原建設 住宅事業部 設計の松永です。

いかがお過ごしでしょうか。

 

突然ですが、皆さん、下の2つの外観パース、どちらが魅力的に見えるでしょうか。

 

先日、お客様にお渡しする資料に載せるパースを作っており、パースの見せ方について学びました。

1枚目は、視線の高さを意識して作成したもの、2枚目のパースは、視線の高さだけではなく、少し見上げている形にし、よりアップにしたものです。

 

2枚目の方が、実際に近くでこの家を見ているような感じがし、臨場感があるように思います。

 

同じものでも、見せ方により、魅力的に見えたり、そうではなくなったり、難しいですね。

みなさんに、そこでの暮らしをイメージして頂ける資料を作れるよう努めて参ります。

2023.02.13
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建ぺい率と容積率について

みなさん、こんにちは(^_-)-☆
中野区の工務店 小河原建設の池田です。

今日は住まいづくりの基本中の基本、建ぺい率と容積率について
記したいと思います。

まず建築基準法上の建ぺい率とは敷地面積に対して、上空から
見下ろした際の建物の投影面積の割合です。
1階の面積よりも2階が跳ね出している場合は2階の面積が該当します。

次に容積率とは敷地面積に対する延床面積割合となっており、2階建てなら
1階+2階の床面積の合計を敷地面積で割った数字が容積率になります。
そして各地域で建ぺい率、容積率の限度となるパーセンテージを定めて
います。

例えば30坪の土地で建ぺい率60%だと、30坪×0.6で、敷地に
対して、上空からの投影面積が18坪までに規制されます。
そして容積率が150%だと1階、2階、あるいは3階の全ての面積が
30坪×1.5=45坪までは建てられるということになります。

このように建物の大きさについて規制があるなかでも、例外があります。
例えばロフトや小屋裏収納など、天井高が1.4m以下なら床面積に
含める必要がありません。
2階のリビングや2階のお部屋にロフトを作ると、勾配天井になり、
天井高が高くとれて解放感がある演出できたりします。

また緩和処置もあり、角地や防火建築にすると建ぺい率が10%緩和など
地域によっていろいろあります。
また高度斜線によって、建てられる高さの規制もあります。

お建替えや土地のご相談も是非、小河原建設へご相談ください。

2023.01.27
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継手

みなさん、こんにちは。

中野区工務店 小河原建設 住宅事業部 設計の松永です。

いかがお過ごしでしょうか。

 

突然ですが、みなさん、鉄筋にご興味はありますか。

先日、鉄筋の勉強をしていたところ、日本で一番長い鉄筋の規格は、12mだと知りました。

12mの鉄筋、運ぶのも施工するのも大変そうですよね。

巨大な建築物、橋やダムなどで使用するのでしょうか…

 

住宅では、主に鉄筋は、基礎に使われています。

基礎の鉄筋を組む際、上記のように長い鉄筋を使うと、大変ですので、短い鉄筋を継いで使います。鉄筋を継ぐ箇所を「継手」と言いますが(下図参照)、この部分は、力がきちんと伝達されるよう、十分な長さを確保する必要があります。

 

弊社では、 40×鉄筋の直径 以上確保し、施工を行っております。

 

私は、以前、品質管理を行っていた時期があり、その際は、鉄筋の継手の長さもチェックをしておりました。現在は、現場担当者が確認をしております。

 

最近は、設計に移り、デスクワークが多いですが、現場で、学んだこと、思い出しながら、日々成長できるよう、頑張りたいと思います。

2023.01.22
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土佐和紙

小河原建設 住宅事業部の石田です。

今回の「暮らしのコラム」では、土佐和紙のご紹介をさせて頂きます。

土佐和紙とは和紙の壁紙でして、伝統的な紙漉き技術で製造され、自然素材を原料としております。

紙ならではの独特の風合いを楽しむことができます。

歴史も古く、「土佐和紙の黄金期」は江戸末期というお話しもあります。

又、住まいにとって次のようなメリットがあります。

1.調湿効果がある…湿気を吸放出する作用があります。夏は涼しく、冬は暖かく感じられます。

2.調光、吸音効果がある…光と音を分散・乱反射させるので、光や耳障りを柔らかく感じ取ることができます。

3.有害物質ゼロ…自然の植物を原料としているので、身体に害がありません。

4.リフォームしやすい…剥がすことなく、そのまま重ね張りができ、厚みも2倍になることで調湿性、保温性も高くなります。

なかなか魅力的な特徴ですね。

原料の自然素材が気になります。主な素材をご紹介いたします。

まず 楮(こうぞ クワ科)です。 繊維が長くて太く、丈夫な紙ができます。

次に 三椏(みつまた ジンチョウゲ科)。繊維が細く艶があり、滑らかで光沢があります。

西陣織の金糸、銀糸や一万円札にも使われているそうです。

そして 雁皮(がんぴ ジンチョウゲ科)。繊維が最も細く粘りがあり、栽培が難しく、

山地で自生しているものを使用しているそうです。

最後にケナフ(アオイ科)。二酸化炭素を大量に吸収するので、環境改善作物として注目されております。

このような植物が原料の壁紙に包まれると、心にも身体にも良さそうな感じがします。

こちらの壁紙は、調湿性や収縮性が高いことから約1~2cmの重ね貼りを基本としております。

お手入れ方法としては、塗れた布で軽く叩くようにして一度汚れを浮かし、時間をおいた後、

乾いた布で拭きとります。

時間がたつほどに風合いが良くなります。それはいろいろなものを吸収することから起こるそうです。

ゆっくりと変化していく工程を楽しむのも面白いですね!

弊社のモデルハウスにも、この和紙を採用しております。ぜひ見にいらして下さい(^^♪

2023.01.14
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木造と防火

こんにちは。中野区の工務店、小河原建設の谷内です。

今回は都市部で求められる木造の防耐火性能についてお話したいと思います。

 

都市部では大規模な建築物や、不特定多数の人が利用する建築物が多くみられます。

火災が発生してしまうと、人命への危険性や、周辺へ被害が広がる可能性が高くなります。

万が一、火災が起こった際、十分な避難・救助時間を確保するため、市街地(都市部)では建物に火災を抑制する構造が求められます。

 

  • 耐火建築物

主要構造部(壁・柱・床・梁・屋根・階段)が耐火構造であるもの、または耐火性能検証法等により火災が終了するまで耐えることが確認されたもので、外壁の開口部で延焼の恐れのある部分に防火設備を有する建築物の事

→火災中・火災後も消防活動によらず倒壊しない性能

 

  • 準耐火建築物

主要構造部(壁・柱・床・梁・屋根・階段)が準耐火構造、またはそれと同等の準耐火性能を有するもので、外壁の開口部で延焼の恐れのある部分に防火設備を有する建築物の事

→火災中は消防活動によらず倒壊しない性能

 

築基準法では、『地域、規模、用途』に応じて防・耐火の規定が定められていますので、

その規定に合わせて火災で倒れない木造建築が建てられるようになりました。私たちが生活する東京でもこれから住宅以外のさまざまな木造建築を目にする機会が増えてくると思います。

 

以上、住宅事業部 谷内でした。

2023.01.06
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自宅リフォームについて①

東京中野区の工務店:小河原建設 住宅事業部 佐藤です。
我が家は最近リフォームをしたのですが、うまくいったと思った場所のひとつに洗面所があります。

よくある洗面所のレイアウトはお風呂の隣に1間角のスペースがあり、洗面化粧台があって、その隣に洗濯機を置いてというのが定番ですが、洗濯機を見えるところに置きたくなかったので、洗濯機と洗面所を分けることにしました。そして洗面所の先にトイレを設けたのですが、リフォームの制約もあって、洗面所に窓をとることができませんでした。

今まで住んでいたマンションも洗面所に窓がなかったので、気にならないかなとも思ったのですが、思い切ってトイレとの間の間仕切り壁に室内窓を設けました。

トイレに窓?と思われると思いますが、私の大好きな住宅作家の方がやっていたので、さっそく真似してみました(笑)

やってみるとトイレを通して採光をとれるようになり、照明を付けなくても昼間なら洗面所がつかえるようになりました。

トイレに入っている影がうつるのが嫌なので、便器に座って頭の影が見えない高さで開口部の下端を設定しました。

窓をつけたことで本当なら無窓室で照明をつけなければ入れないはずの洗面所に採光が取ることができ、昼間なら電気をつけなくても洗面所が使えるようになりました。

間仕切りガラスは型ガラスにしたので、オープン棚の上の物がなんとなく透けているので、今度すりガラスフィルムを貼ろうかなと計画中です。

住宅事業 佐藤

2022.12.28
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居心地

こんにちは。中野区 工務店 小河原建設 住宅事業部の松永です。

もう12月も終わりですね。本日で、年内最後のブログとなります。

 

突然ですが、みなさんは、どのような場所に居心地がよいと感じられますでしょうか。
場所や状況によっても様々だと思います。

例えば、カフェや電車が空いているとき、どの席をお選びになりますか。

端(壁側や窓側)の席を選ぶという方が多いのではないでしょうか。

一般的に端の席が好まれるとされており、その理由は、公益社団法人 日本心理学会によると大きく2つあるそうです。

1つ目の理由は、身を守るためには、端の方が有利であるからです。
壁が近いと外敵から身を守りやすいため、安心感が得られます。

2つ目は、混雑時などに、他者との接触を避けるためです。

このように、端に居心地のよさを覚える人は多いです。

そして、このような特性を活かし、大空間に壁を配した建築もあります。

宮晶子さんのhouse ⅰがその一つです。

(写真:miya akiko architecture atelier  HPより)

 

一方で、一般的な住宅を考えた場合、一緒に生活するのは、家族のことが多いと思います。
そのため、外出しているときより、他者との接触を避けたいという気持ちは起こりづらいように感じます。

私は、家にいるとき、壁の近くにいたいとはあまり思いません。
一方で、自分の部屋がなかった幼い頃、家族と喧嘩をしたり、叱られたりすると隅っこにいることが多かったです。

 

みなさんは、お家の中でどこが居心地の良い場所でしょうか。

 

本年もブログをお読み頂き、ありがとうございました。

来年も小河原建設をよろしくお願いいたします。

皆様、良いお年をお迎え下さい。

2023年が皆様に取りまして、幸多き一年になりますようお祈りいたします。

2022.12.25
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ハニカムスクリーン

中野区にある工務店、小河原建設の石田です。

 

皆様のお部屋には窓が必ずあると思いますが、その窓にはカーテンはついていますか?

窓にはカーテン以外にも、布地などを折り畳んだり延ばしたりして窓を覆う

シェードというものがあります。

その中にハニカムスクリーンという、断熱性にも優れた商品がございますので

ご紹介をさせて頂きます。

 

ハニカムスクリーンとは、横から見るとハチの巣のような形が連なっている

スクリーンのことです。

このハニカム構造の生地がつくる空気層によって、断熱効果が期待できます。

例えば冬場の暖房時に窓から逃げる熱の割合は、約58%と言われております。

この逃げる割合を半分くらいにする効果が期待できるそうで、

つまり約30%におさえられるのです。

 

又、光を適度に通しますので、スクリーンの綺麗な色合いが見えてくるのも

特徴の一つです。昼間は明るいままで生活ができるのは嬉しいですね。

写真のように窓枠内に取付られますので、スッキリとした印象にもなります。

窓下に家具などが置いてあるところに設置すれば、カーテンのように布地が

邪魔にならなくてすみます。

 

 

 

ハニカムスクリーンは、断熱効果が期待でき、かつスクリーン独自の機能性も生かせるものです。

お薦めの商品ですので、ぜひご検討下さい。

お問い合わせもお待ちしております!

2022.12.17
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都市木造につて

こんにちは。中野区の工務店、小河原建設の谷内です。

今回は都市部で求められる木造の防耐火性能についてお話したいと思います。

 

木材の短所として鉄骨造やRC造とくらべて『燃える』といデメリットがあるイメージが有るように言われます。しかし、実際、木は自分自身だけでは燃える事はなく、周りから熱をもらって、初めて燃える材料です。

熱をもらい、自分自身が持っている水分がなくなり、260℃に達すると可燃性ガスを出し燃えると言われています。

建物の中には沢山の可燃物があり、そこに着火し燃え拡がり、火災につながるケースが多く、昔の木造住宅は防火・耐火に関する工夫がなされていなかったため燃えやすいというイメージが強くなっているのだと思います。

 

国が行ている実験でも、『木は燃えると、表面が炭化し断熱層になるため、火が燃え拡がりにくい材料(ゆっくり燃える材料)』と言われています。今まで短所だと思われていた部分が、考え方を変えれば実は長所ともなるので、それを考えると木材利活用の可能性が広がることもあって、さまざまな法改正により、木造を促進する法律が出てきています。

 

これらを考えていくと、木造の建物に必要な防耐火性能として、

 

①構造躯体:燃え抜けない、燃えて壊れない

②内装:燃えない、燃え拡がらない

③収納可燃物:燃えない、燃え拡がらない

 

という事を考える必要があります。

 

上記を意識して、火災が起きた時に沢山燃えないように制御していく事が建築基準法でも定められています。

準耐火建築物・耐火建築物等、今では木造でも沢山燃えない建物がつくれるようになってきています。木造の可能性がどんどん広がっているので、これから街並みに木造が増えて行く事を考えると、とても楽しみです。

 

以上、住宅事業部 谷内でした。

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