賃貸ビル・マンション建築・修繕 小河原建設の非木造事業
ブログ BLOG
2020.05.30
yoshihiko

新型コロナウィルスの影響(3)

皆様、緊急事態の中、如何様にお過ごしでしょうか。

例年ならば薫風爽やかに、木々の若葉が青空に映える季節ですが、コロナ禍の雲が世界を覆っています。

先月発令された緊急事態宣言も、5月いっぱいまで延長されました。

世界でも影響を受けない人はいないであろうような感染の蔓延であり、日本に住む我々ももう3ヶ月以上、厳しい状況に置かれています。

弊社の緊急事態宣言下のお客様への対処方針は、先月のスマイルニュース本欄でご案内したものを踏襲しておりますが、ご確認の為再度以下に記します。

 

〇土日祝日は原則休業とします。

〇平日は営業しておりますので、ご来社のお客様には出社している社員が応対いたします。

〇モデルハウスや現場の見学は完全予約制とし、お客様一組毎に応対します。

〇商談または設計、施工中のお客様は業務継続の確認をさせていただき、保留或いは延期を希望されるお客様には日程・工程の見直しについての説明をさせていただきます 。

何かとご不便をお掛けすることもあろうかと思いますが、引き続きご理解の程よろしくお願い申し上げます。

 

今回のコロナ禍が社会や経済に与える影響は甚だしく、コロナ禍の前後では社会が変わるだろうと言われています。

弊社でも在宅勤務やウェブ会議、360度カメラを使ってホームページ上でのモデルハウスのVR体験やオンライン相談会等を試み始めておりますが、やってみますと「何だ、できるじゃないか」「結構いけるんじゃない」と、課題はありますがコロナが終息しても、十分使っていける手応えを感じています。

またコロナの抑え込みに関しても、治療薬の承認や迅速に感染の有無が判定できる検査キットの普及など、コロナ雲の切れ目から薄日が射してきているのも感じられます。

5/31で緊急事態宣言が解除されコロナ禍が収束に向かってくれれば良いのですが、まだまだ予断を許さない状況が続くかもしれません。

それでも終わりは必ず来るので、それまで予防に徹して辛抱していきましょう。


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2020.05.06
yoshihiko

新型コロナウイルスの影響[2]

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

今年の春は新型コロナウイルスの蔓延で花見どころではありませんでしたが、人間の諸事情をよそに、今年も桜は変わらずに、キレイな花を咲かせてくれていました。

さて、4月7日の夜、日本でもついに首都圏を中心とした7都府県に、1ヶ月間の緊急事態宣言が発令されました。

それを受けて東京都でも感染の蔓延を防ぐべく、休業や時短の要請が関連各所に打ち出されています。

2ヶ月前は対岸の火事であったのが、ボヤが飛んできて今にも燃え上がりそうな気配です。

本稿は4月12日に作成していますが、夜のニュース等で発表される東京都や全国の新たな感染者数が、減少に転じてくれることを誰もが祈るような毎日が続いています。

ここで紙面をお借りして、緊急事態宣言期間中の弊社の「お客様に関する対応」についてお知らせいたします。

①土日祝日は原則休業とします。

②平日は営業しておりますので、ご来社のお客様には出社している社員が応対いたします。

③モデルハウスや現場の見学は完全予約制とし、お客様一組毎に応対します。

④商談または設計、施工中のお客様は業務継続の確認をさせていただき、保留或いは延期を希望されるお客様には日程・工程の見直しについてのご説明をさせていただきます。

以上、ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願い致します。

また、社内に於いても社員の感染防止の為、時差出勤や隔日出勤などを行っている関係上、平時のような対応が出来ないことも、合わせてご容赦願います。

 

コロナウイルス騒ぎ一色の世の中になってしまいましたが、今月から新年度が始まっております。

注目すべきは120年ぶりに修正がなされた、改正民法の施行です。

これは工事契約や不動産の取引にも大きな影響を与えるもので、これまでの契約書や契約約款の修正が必要になってきます。

消費者保護、買主保護の姿勢をより鮮明にした改正であり、作り手である我々にはより一層の自覚と責任が問われるものになっています。

本来なら新鮮さと何某かの期待をもって迎える新年度ですが、コロナによって様変わりしてしまいました。

この先いつ収束するのか、どこ迄社会や経済が影響を受けるのか、未だに先は見えませんが、必ず終息する時はきます。

それまで皆様共々、感染予防に徹しこの困難を乗り切って行きたいと思います。


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2020.03.06
yoshihiko

新型コロナウィルスの影響

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

今年は暖冬故に桜の開花も早く、今号が皆様のお手元に届く頃には、既に桜花も見頃を迎えているかも知れませんが、今春はお花見気分どころではありません。

例年は暖かくなるにつれ花粉の飛散量も気になるところですが、それも霞んでしまう新型コロナウィルスの蔓延が続いています。

当初は「対岸の火事」と気にも止めなかった事が、あれよ、あれよという間に火の粉が降りかかってきて、もはや我が事。

日に日に、日常生活だけでなく、仕事にも大きな影響が出てきています。

既に便器などの衛生器具や食洗機、バス乾燥機などはメーカーが受注ストップをしており、その流は扉や建材にも及びはじめ、現場によっては工事が進められない状況になってきています。

また千葉県や熊本県の工事現場で感染者が現れたことを受け、国土交通省では建設会社に対し、感染した作業員と濃厚接触者に自宅待機を依頼するとともに、保健所などの指導に従うよう適切な対応を徹底する旨の通達を出しました。

つまり感染者が出た現場は工事を中止し、暫く現場を閉鎖せよということです。

もはやこの状況は緊急事態と言ってよい状況だと思います。

弊社の社内、全現場において消毒液の常備、マスクの着用を徹底して感染予防に努めるのは当然のことですが、ここ暫くは会社行事でも大人数が集まるイベントや飲食を伴う懇親会などは自粛しようと思っています。

ただ、活動を止めてしまう訳にはいきませんので、お客さまからのご相談や打合せは通常通りに行い、見学会などは予約制にして開催していく予定です。

新型コロナウィルスの感染がどこまで拡大し、いつ終息するのかを予想するのは現時点(3/10)では困難ですが、住宅・建設業界への今後の影響が気になるところです。

業界全般では既にイベントや講演会・セミナーなどの中止や延期が始まっており、個々の会社はその状況に応じて、必要なお客さま対応、器材の代替品探しなどを行っていますが、この状況が長引けば大幅な売上減となり、資金繰りの悪化など厳しい経営環境となることが予想されます。

夏の東京オリンピックを4ヶ月後に控え、まさかこのような状況になろうとは。

そしてそのオリンピックの開催さえ危ぶまれるようになってきている昨今ですが、どのような事態になろうと私以下全従業員が力を合わせ乗りきって参りたいと思います。

 


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2020.03.06
yoshihiko

魅せる現場コンテスト

寒さ厳しき折、皆様にはお変わりございませんでしょうか。

スマイルニュースの原稿のアップは毎月10日までと決められておりますので、本稿は2/9に書いていますが、コロナウィルスの蔓延がどこまで広がるのか見通せない状況です。

まさか、東京オリンピックに悪影響がでることはないとは思いますが、早く終息してくれるとことを祈るばかりですね。

さて、弊社にとって新年早々嬉しいニュースがあります。

今年で7回目となる住宅産業塾主宰の「魅せる現場コンテスト」の審査結果が先月の24日に発表され、弊社が大トリでの総合最優秀賞を受賞しました。

これで3年連続での最優秀賞となるので、首都圏の会社では初めての、全国でも5社目の殿堂入りという「誉れ」まで戴きました。

このコンテストの審査は単に現場のきれいさだけではなく、安全面はもちろん職人さんのマナーやお施主様、近隣の方々の評価・評判、塾のモットーである「現場が展示場」の実践がどの位出来ているか、そしてそこからどの位受注に繋がっているのかなど、多面的な内容となっています。

審査員の方々はベテラン揃いで、参加会社も問題意識の高い住宅会社ばかりの中、3年連続で最優秀賞を取れたことは、たまたまでも偶然でもなく、弊社にそれだけの地力がついてきたからと自画自賛しております。

(手前味噌で申し訳ありません。笑)

表彰式には私も社員や職人さんともども参加し、200名ほどの会場の壇上にあがり、受賞の御礼を述べさせて頂きました。

大手のハウスメーカーさんのように多大な経費をかけて立派な展示場を持てない我々工務店にとって、現場は住まいづくりの最前線であり、その会社の姿勢や価値感がありのままに現れるところです。

そこを展示場としてお客さまや近隣の方々にも見て戴き、ご紹介やご依頼に繋げていきたいという思いが実現出来ていることがとても嬉しいです。

今回の賞を一層の励みとして、本物の健康増進住宅である「空気のきれいな家」を「東京一きれいな現場」でつくり続けていきます。


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2020.01.22
yoshihiko

 新年のご挨拶

あらためまして、新年おめでとうございます。

昨年同様に今年も東京は三ヶ日とも爽やかな冬晴れで、「私ものんびりとお正月を過ごすことが出来ました。」と言いたいところですが、5日の日曜日にアクシデントを起こしてしまいました。車椅子を自走して横断歩道を渡る際に、段差を上り切れずにずり下がり、後転してしまいました。

通行人の方々が助けてくれましたが、頭を打っていたので救急車で病院に運ばれ、そのまま入院。                                 検査の結果問題はなく、翌日の6日には退院できましたが、病院からの出社となった今年の仕事始めでした。

大したことはなく良かったです。(感謝)

さて、オリンピックイアーでもある今年の経済を占う株式市場の大発会は、米国とイランの武力紛争勃発を嫌気して、昨年同様大幅な安値で始まり、正月気分に冷や水をかけられたようなスタートになりました。日本ならずに世界に緊張が走った波乱含みの2020年の幕開けに際し、今年の国内外の注目すべき行事を挙げると

2月 2/23改元後初の天皇誕生日

3月 高輪ゲートウェイ駅暫定開業

4月 改正民法施行

6月 キャッシュレスポイント還元事業終了7月 東京都知事選挙

東京オリンピック

8月 東京パラリンピック

10月アラブ首長国連邦で万国博覧会

11月アメリカ大統領選

などが挙げられますが、今年は何といっても注目されるのは、夏の東京オリンピック・パラリンピックの開催でしょう。

私が興味を持っているのは、日本選手の金メダルの数より、閉会後に残される有形・無形の遺産(レガシー)です。

国立競技場や晴海フラッグに代表されるオリンピック関連施設は有用な遺産となっていくのか、大会期間中に推奨されるテレワークは定着していくのか、都市に於けるバリアフリーに対する理解は進むのか、等などです。

前回の東京大会の際には新幹線や首都高が整備され、その後、日本は経済大国となっていきました。                                当時と今回の大きな違いは、高度成長期であった社会が少子高齢化により低成長・衰退期に入っているということです。

経済的な豊かさを得たこの国が次に目指すのは健康寿命大国、福祉大国、ユニバーサルデザイン大国ではないでしょうか。

今回の大会がその契機となることを祈っています。

また、弊社にとっても今年は設立50年を経て、100年に向け一歩を踏み出す年です。わが国の大きな課題である少子高齢化の流れはこの先数十年は続くと云われています。

大きな変革期の中にいることを自覚して、日本社会がどのように変わっていくのか注視し、会社の舵取りをしていく所存です。

今年も皆様のお役に立てるように、またお楽しみ頂けるようにスマイルニュースに取り組んで参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 


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2019.12.25
yoshihiko

子(ね)年ってどんな年

今年も残りわずかとなりました。

間もなく年の瀬を迎えますが、皆様お元気でお過ごしのことと拝察いたします。

昨年末の本欄では、今年の干支の己亥(つちのとい)年について「今現在の状況を維持し、守りの姿勢に徹し、自分の核となるものを確認する年」と記しましたが、この一年、皆様は自分の核となるものを確認できましたでしょうか。

さて、来年の干支は庚子(かのえ・ね)にあたります。

庚子はどのような年なのか、気になるところですね。

スマイルニュース12月号では、すっかり恒例となりました来年の年占い。

今号では庚子年について調べましたので、

早速、ご紹介させていただきます。

まずおさらいをしましょう。

「干支」とは十二支(じゅうにし)を指しますが、本来は「十干(じっかん)」つまり甲(こう)乙(おつ)丙(へい)丁(てい)戊(ぼ)巳(き)庚(こう)辛(しん)壬(じん)癸(き) に「十二支」(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)を順番に割り振っていった「十干十二支」のことを言います。

甲子(きのえね)に始まり、癸亥(みずのとい)で終わる60通りの組み合わせがあることから六十干支(ろくじっかんし)ともいい、古くから暦や時刻、方位等の表記に用いられてきたものなんですね。

さぁ、本題に入ります。

十干の7番目に当たる「庚」は、臼と杵で穀物をついている形からきているようです。

臼と杵で、もち米から餅ができるように、それまでの形から違うものへと変わっていきます。

そこから『更(かわる)』という字に通じ、植物に例えると種から芽が出ていくように、成長が止まって新たな形に変化しようとする状態を指します。

「子」は十二支の始まりです。

本来は増加するという意味があり、これから新しい生命が芽生え始める状態を指す言葉です。

よって全ての始まりと、未来への可能性を秘めています。

また子年を象徴するネズミは、たくさん子供を生むことから子孫繁栄の象徴でもあります。

以上から庚子(かのえ・ね)に当たる2020年は「変化への動きがあり、新しいものを作り出していく年」と言えそうです。

 

今年一年「スマイルニュース」におつきあいくださり、ありがとうございました。

来年は東京オリンピックという大きな動きがあります。

前回の東京オリンピックで首都高や新幹線が新しく出来たように、来年また新しいものが生み出されることを期待して、今年のブログの筆を置きたいと思います。

来年が皆様にとってすばらしい年でありますように。感謝

 

 


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2019.11.20
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木造の復権

今年もあと二ヶ月足らず、忘年会などの案内がちらほら見受けられるこの頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今月から弊社は第51期が始まっており、今期の計画の1つに「耐火木造施設の取組」というものがあります。

数年前から建設・不動産業界で注目されている「大規模建築の木造化」(つまりビルやマンション、公共施設を木造でつくる)という大きな流れがあり、是非弊社でもチャレンジしたい分野だからです。

そこで今号では関連テーマとして過去に記しました記事も参照しながら、今後の木造化の流れを俯瞰してみたいと思います。

2年前の6月号で「木造の可能性」と題して、高層ビルやマンションなど大規模木造建築で先行する欧米の事例を紹介し、厳しい防火規制という課題により、周回遅れであった日本の現状と、まだ数は少ないが規制をクリアし、大規模木造に挑み始めた日本のパイオニア達の実例を紹介しました。

去年の6月号では「木造ビル時代の到来?」と題して「木造の可能性」から一年が経ち、耐火や構造に関する技術革新の進歩やコストの低減、人との親和性の高さなどから、木造建築の用途や規模が更に広がり、木造化の流れが加速してきていることをご紹介しました。

そして現在に至っては、木造による中高層・大規模建築の流れは既に確たるものとなり、最初は郊外であったものが都市部を中心に、建設の動きは活発化し始めています。

課題であった耐火に関しても、現状の法規制をクリアする汎用性をもった仕様が示され、構造に於いても欧米生まれのCLT (クロス  ラミネーティッド  ティンバー)と呼ばれる木質パネルの普及と設計マニュアルの公開により、『やろうという思い』があれば我々中小工務店でも手掛けられるところまできています。

建物の木造化はCO 2の削減にもつながります。

よって激甚化する最近の自然災害対策としても有効であり、更には都市部における建物の木造化は、街に潤いをもたらしてくれるでしょう。

鉄とコンクリートで作られてきた殺風景な都市に木が加わり、屋上緑化や壁面緑化を施せば緑も添えられていく。

人工的であった都市の自然への回帰とでも言うのでしょうか。

想像するだに愉快な風景ですよね。

木造化の流れはもはや時代の潮流となっています。

最後に、冒頭で記しましたように弊社、新たな事業年度(51期)が始まっております。

変化の激しい時代ですが、工務店の責任と使命を一層自覚して、ものづくりに励んで参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 


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2019.10.03
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スマート○△□に注目!

朝晩は暑さも和らぎ、虫の音が秋の深まりを感じさせるこの頃ですが、皆様お元気のこととお察しいたします。

令和の時代となり、はや5か月目となります。

スマイルニュース前々号(7月号)の本欄で「令和の時代に求められる住まい」と題して、『IT 革命を時代背景に家の中のあらゆるものがインターネットにつながり(IOT )、これまでにない機能を備えた、利便性の高い、新しい住宅が登場してくる。』と記しましたが、その具体的な実例が「スマート」という言葉を冠して登場してきているので、今号ではそのいくつかをご紹介したいと思いす。

既にスマートを冠する言葉としてはスマートフォン、スマートハウスなどが広く普及しています。

スマートフォン(スマホ)はもはや我々の生活の必需品であり、これからのスマート時代を実現していく生活環境の足場(プラットホーム)といっていいでしょう。

片や、スマートハウスは言葉が先行し、具体的な生活をイメージさせてくれるところまではまだいっていませんね。

そこで生活をイメージさせてくれるものとして、最近普及し始めているものにスマートロック(スマートキー)があります。

これはスマホなどの機器を用いて解錠や施錠が出来、利便性が高くセキュリティも安心できるというものです。

鍵が不要なので手ぶらで開閉でき、開閉可能な時間や回数を設定出来るので、不在時の第三者の出入りもOK 、取り付けも簡単に出来るので、戸建てや賃貸マンションなどに使われ始めています。

次に紹介するのはスマートスピーカー(AI スピーカー)。

これは皆さんもご存知かと思います。声で呼び掛ければ内蔵マイクで認識し、調べものをしてくれたり、家の中の照明器具やエアコン、湯沸し器などの操作をしてくれます。

スマートスピーカーが近くにあれば身体を動かすことなく、話しかけるだけで用が済んでしまう。一度試してみたいですね。

最後にご紹介するのはスマートアイならぬブライトアイ(Bright eye )と名付けられた、どこにいてもスマホで家の中の様子を確認できるネットワークカメラ付きライトです。

自宅はもちろん外出先や仕事中、旅先でも室内の様子を確認できます。

留守番中の子供やペットの様子、また離れて暮らす親の様子なども見守ることが出来、更には双方向通話機能もあるので、互いに顔を見ながら話しも出来るという優れもの。

取り付けも電球をはずして付け替えればいいだけなので、とても簡単です。

ここにあげた上記三点、いずれもユーザー目線にたって開発されたもので、「手軽に使えて役に立つ」というスマートな代物です。

これからもスマートキッチン、スマートユニットバス、スマートミラーなどなど、生活を便利で愉しくしてくれるものが登場してくれることを期待しています。

 

 


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2019.08.20
yoshihiko

令和の時代に求められる住まい  後編

暑い毎日が続いています。

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

体調にはくれぐれもご注意下さい。

さて、前号では敗戦から平成に至るまでの住宅の変遷を記しました。

今号ではいよいよ本題に入ります。

―高齢者住宅の多様化―

令和の時代に入った現在、シニア向けマンション、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、自宅と老健施設の中間的な賃貸住宅など多様なタイプが登場してきており、高齢期の住宅の選択肢は増えてきています。

住み替えや建て替え、リノベーション(大規模改修)の為の資金調達手段も、自宅を担保に銀行から融資を受けるリバースモーゲージや自宅を売却後、賃料を払いながら住み続けられるリースバックなどもあり、60歳以上でも住宅ローンを組むことが可能となっています。

―住宅と時代背景―

さて、上記推移を経ての令和の時代の住宅を考える上で、考慮すべき三つの時代背景があります。

①第四次産業革命といえるIT革命、

②地球温暖化による環境問題

③小子化による働き手不足と人生100年時代 と云われる老後の長期化です。

このうち①と②は主にハード(ハコ)としての住宅に関わってくるもので①はキッチンやお風呂、建材をはじめエアコン、冷蔵庫、ベッドなど家電製品や家具、車などを含めた家の中のあらゆるものがインターネットにつながるIOT 技術の導入やICT (情報通信技術)により、家で仕事は勿論、介護や医療も行われるような、これまでにない機能を備えた、利便性の高い、新しい住宅が登場してきます。

②に於いては「省エネ」というキーワードが欠かせません。

そしてそれは車の燃費競争と同じように断熱・気密、創エネ・蓄エネなどの技術革新により、究極のエコカーならぬ、僅かなエネルギーで夏涼しく冬温かい究極のエコハウスをつくり出してくれるでしょう。

最後に③はソフト(価値、暮らし)としての住宅に関わってくることです。

テレワークスの普及により家は生活の拠点から仕事を含めた拠点ともなり、家での滞在時間が一層長くなることから、外観のデザインにしろインテリアにしろ、「ここち良さ」や「自分らしさ」が感じられ、使用する建材なども『見て、触れて、匂って』人との親和性の高いものが求められていくでしょう。

―健康と家の関係―

長い老後を充実したものとするためには健康が欠かせません。

そしてその健康は人が長く滞在する家によって大きく影響されます。

近年の研究で寒い家と高血圧の関係や、家の中の温度差が脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすヒートショックの原因になっている、ということが知見として分かってきています。

今後、健康と家との関係を解き明かす研究が更に進み、人の身心の健康と室内空気汚染や温熱環境、電磁波の影響、光や色彩の影響等との関係を解き明かしてくれるはずです。

以上より、「住む人の身心の健康に良い影響を与え、快適で便利な省エネ住宅」が令和の時代に求められる高齢者の住宅といえるでしょう。

 


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2019.06.20
yoshihiko

令和の時代に求められる住まい   前編

梅雨が始まる前に夏が来たような陽気になっていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

先日の弊社「設立50周年感謝の集い」には大勢の方々にお越しいただき、盛会とすることが出来ましたのは嬉しい限りです。

ご参加戴けました皆様には誌面をお借りして厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。

さて、日本が世界でも例のないスピードで超高齢化社会となっていることは御存じの通りであり、平成から令和に変わったからといって少子高齢化の勢いは変わらず、スピードは増すばかりです。

現在での日本人女性の平均寿命は87歳、男性は81歳ですが、いずれ女性は90歳を越えると予測されています。

「人生100年時代」が現実味を帯びてきています。

そこで今回は令和の時代に求められる高齢者の住まいについて今号と来号で考えてみたいと思います。

―戦後の住宅の変遷―

敗戦により焼土と化した国土を復興するため、戦後はバラック住宅の供給から始まりました。

そして住宅は「供給するもの」から「販売するもの」という概念のもと、ハウスメーカーが現れ、工業化住宅(プレファブ住宅)の販売を始めたのが昭和30年頃のことです。

当時は「もはや戦後ではない」と云われ、奇跡の復興に向け日本中が邁進し、不足していた住宅の供給が国策として進められていました。

質より量が求められ、住宅不足を解消すべく、日本中の都市に住宅が供給されていったのが昭和の時代といえます。

しかしその小ささ故に欧米人からラビットハッチ(ウサギ小屋)と揶揄された住宅は、冬が寒い無断熱・地震に弱い低耐震住宅で段差があちこちにあるバリアー住宅でもありました。

往時は基礎に鉄筋が入っているなど珍しく、ブロックを基礎代わりにしているものも見受けられ、コンプライアンス(法令遵守)などという言葉がまだなかった時代です。

そして平成の時代に入り、阪神淡路大震災や姉歯問題、環境意識の高まりなどにより、日本の住宅は耐震性や省エネ性など性能面では大きく向上しました。人の長寿化に合わせるように住宅の長命化も進み、キチンとしたメンテナンスを行えば半世紀以上使用することが可能になってきています。スクラップ&ビルトからストック市場の形成、流通の環境整備が行われてきたのが平成の時代といえるでしょう。

そろそろ紙面が尽きてきたようです。

この続きは次号にて。

 

 


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