日曜の朝に
おはようございます。東京中野区の工務店:小河原建設 住宅事業部設計担当の高橋です。
今日曜日の午前中です・・・午前中の後半正午前というところです。
今日は休日の日曜日と言うことで「日曜の朝に」リアルタイムぎりな感じの登場です・・・
特に思いつく話が出てこないので先週の続きと参ります。
いつもの散歩コースちょっと外れたところにある国史跡「下野谷遺跡」の話の続きと参りましょう。
まずは現地にある説明看板の写真を
写真の文字読めますでしょうか、平成27年に国史跡になったことで西東京市も力を入れ現在整備中です。
先週の写真のような竪穴住居の現在復元建築中ということで、竪穴住居の話をしました。
その続きを・・・
この竪穴住居この日本では古代縄文時代から平安時代までは庶民にとっては主要な住宅として建築されていました。
構造としては屋内の床になるところを50㎝から80㎝ぐらい掘り下げ(北海道の遺跡では2.5m掘り下げたものもあるとか)その上に屋根を架け、その屋根を屋内の柱数本で支えるといったもの
大きな特徴としては壁がありません、それだけ早く家ができるということ・・・
家がないということは命の危険な状態にさらされるということ工期が短いのは重要なこと。
あと竪穴を掘ること、周りの地盤より下がることになると雨が降ったときは水が屋内に流れ込んでしまうのではと心配になります。
この遺跡もそうですが集落は高台にあります。まず水害の心配のないところです。
住居の屋根に降った雨水も竪穴より外側に張り出した屋根で室内に流れ込まない工夫もしています。
何より地面を深く掘ると地表の温度は年間安定した温度を保つので夏はひんやり、冬は冷たくないという住環境が得られるので、長い間使われてきた工法と言えます。
各地遺跡には復元された竪穴住居があります。ただし形や使用は様々何しろ床以外は想像の世界!最新情報で刻々と変わってゆく仕様でもあります。
そんなことを思いながら眺めてみるとまた違った面白さがあるかと思います。
ということで今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。