お引き渡しから始まる、本当のお付き合い。私たちが「日常の対話」を大切にする理由。
中野区の工務店 小河原建設の池田です。
本日は私たちが大切にしているお引渡し後のお客様との関係性に関して
お話ししたいと思います。
住まいに不具合が生じたときだけでなく、日常のふとした瞬間に思い出して
いただける存在でありたい。私たちはいつも、そう願っています。
「家が完成したあと、お客様との関係はどうなっていくのだろう」
施工会社として、私たちは日々そんなことに想いを巡らせています。
お引き渡しの日、お施主様と握手を交わし、「ありがとうございました」と
言葉を交わす。あの瞬間は、私どもにとっても何物にも代えがたい喜びです。
しかし同時に、それが一つの「節目」でありながらも、「終わり」になって
しまうことへの寂しさを、どこかで感じていたのも事実です。
住宅設備機器が故障した、床がきしむようになった……。
そうした具体的なトラブルが起きたときにお声がけいただくことも、
もちろん私たちの果たすべき大切な役割です。しかし本来であれば、
もっと手前の「兆し」の段階で、お話を伺いたいと思っているのです。
「リビングの家具の配置を少し変えてみたくて」 「ライフステージが変わり、
今の間取りを見直したい」「なんとなく、住まいの雰囲気をリフレッシュしたい」
そんな、まだ明確な「困りごと」になる前の、小さなお気持ちの変化にこそ、
耳を傾けたいのです。
住まいのご相談は、問題が深刻化してからするもの、と
思われがちかもしれません。
しかし、早めにお声がけいただくほど、私たちがご提案できる選択肢は
格段に広がります。大掛かりな改修をせずとも解決する美しいアプローチが
見つかることもあれば、「今のうちに手を打っておいてよかった」と、
将来にわたって住まいの資産価値を守るご提案ができることもございます。
専門家にいつでも気軽に意見を求められる環境があるだけで、
住まいとの向き合い方は、より豊かで安心なものへと変わるはずです。
私たちが目指すのは、「何かあればお呼びください」という、受け身の姿勢で
はありません。お客様の暮らしの解像度を上げ、変化に寄り添いながら、
最適な選択を共に考えていく。そんな存在でありたいと願っています。
人生に信頼できる「かかりつけ医」が必要なように、
住まいにも「かかりつけの工務店」を。「家守り」として世代を超えて長く
頼っていただける関係を、ゆっくりと築いてまいりたいのです。
住まいは、建てて終わりではありません。本当の心地よい暮らしは、
お引き渡しの日から始まります。
だからこそ私たちは、その先にある豊かな時間のすべてに、
一番近い特等席で寄り添い続けたいと考えています。