木造か、それ以外か。家を建てる前に知っておきたい木の家の本当の良さ
こんにちは。
東京中野区の工務店:小河原建設 住宅事業部設計担当の高橋です。
こちらは「お役立ちコラム」のブログ・・・「日曜の朝に」ではありませんので・・・
その「日曜の朝に」とは違った?目線?で進めてみます。
家を建てるとき、多くの人が最初に直面する選択があります。
木造にするか?鉄骨造?いや鉄筋コンクリート造か?
耐震性や耐候性の耐久性を気にして「木造は不安」と感じる人も少なくないのでは?
しかし実際、木の家で暮らし始めると、数字や表示されている性能では語ることのできない豊かさに気づくことに・・・なります(なるはずです)。
その豊かさは、住んでみて初めてわかるものが多いのですが・・・簡単に説明しますと・・・
まずは、木には「呼吸する」という材質の特性があります。
湿度が高いときは水分を吸収し、乾燥しているときは放出します。
この調湿効果、エアコンや加湿器では再現しにくい、自然な心地よさを室内にもたらします。
日本の四季のように湿度変化が大きい気候風土において、これは単なる付加価値ではなく、暮らしの質そのものに直結する機能とも言えます。
梅雨のじめじめした時期でも、木の家の中はどこか穏やかな空気が漂う——そんな経験をした人も多いのでは・・・
次に、木の断熱性能について・・・
鉄は木と比べて熱伝導率が約500倍高いのです(これは経験的にわかる方多いはず)。
鉄骨の家は、夏は熱を取り込みやすく、冬は冷えやすい構造になりやすいということです。
木はそれ自体が断熱材に近い性質を持つため、壁や床が極端に冷たくなりにくく、素足で歩いたときのあの柔らかな温もりにもつながります。
光熱費の面でも、長い目で見れば木造の優位性が出てくることも少なくないとも言えます。
そして、木造住宅の耐震性について・・・
「木造は地震に弱い」というイメージを持つ人も多いかもしれませんが、それは必ずしも正確ではないのです。
木は軽くて粘りがある素材のため、地震の揺れを吸収しやすい性質も持っています(鉄材に似ているのです)、意外と知られていない木造のできる耐震性!
現代の木造建築は構法技術も大きく進化していますので、適切な設計と施工がなされていれば、耐震性で他の工法に劣ることはありません。
むしろ、軽量であることが地盤への負担を軽減するという利点もあります。
さらに、住まう人への精神的によい影響を与えるという側面も見逃せません。
木の香りに含まれるフィトンチッドには、ストレスを和らげリラックスを促す効果があることが研究で示されています。
無垢材の床や壁に囲まれた空間は、なんとなく落ち着くのでは・・・
その感覚は決して気のせいではなく、科学的にも裏付けられているものなのです。
森の中にいるような安らぎを、日常の住まいの中で感じられることは、木の家ならではの贅沢といえるでしょう。
家は性能やコストだけで選ぶものでないと思います。
毎日帰りたいと思える場所をつくること・・・
これが、家づくりの本質だとすれば、木の家が長い歴史の中で選ばれ続けてきた理由は、きっとそこにあるのではないでしょうか。
数値では測れない心地よさと温もりが、木の家には宿っています。
それでは今日はこの辺で失礼致します。
また次回まで・・・