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2024.03.24
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ヒノキ 桧・檜

中野区の工務店、小河原建設の石田です。

前回の私のコラムでは「杉」がテーマでしたので、今回は「桧」にしようと思いまとめてみました。

ヒノキ(桧・檜)は常緑針葉樹となります。これは、年間を通じて葉を一斉に落とす時期がない木で、基本的には針状の細長い葉、あるいは鱗状の葉を持つものです。

 

 

 

このような葉っぱです。比較するために杉の葉っぱというのはこちらです…

 

 

杉の葉っぱと比べるとヒノキの方がボッテリしていて、丸みを帯びているように見えます。

こちらの針葉樹とは、日光を求め上へ上へと高く伸び、他の木々と競争をしながら光を得て光合成を行い成長します。

そして葉が写真のように針状なので、もともと光合成ができる面積が少ないのが特徴です。ですが、葉の裏からの水分の蒸発が少なくてすむので、水やエネルギーを蓄え続けることができるそうです。なので、葉と落とさずに乾燥時期の冬を過ごすことが出来るとのことでした。

 

逆に落葉樹は、春に薄い葉を展開 し、素早く光合成を開始して秋には落葉します。葉を枯らし落とす事で、木の中に水を貯え冬に備えていきます。

こちらは落葉樹の葉っぱです。

光をたくさん浴びることができるように葉を広げていくのでしょうか。6月の新緑の季節は、落葉樹は生き生きと葉を広げて綺麗に大きくなっていきます。

 

このような森林の木々からは「フィトンチッド」という香りが漂い、私たちに癒しの効果を与えてくれます。ヒノキからもふんだんに香り、リラクゼーション効果を多く得られます。

実はこのフィトンチッドの香りというのは、木々が有害な微生物や昆虫から身を守るためにつくられた物質なのです。葉から放出されているそうです。

消臭・脱臭効果、殺菌・防腐効果もあるので、食品の鮮度を保つために私たち人間にも使われております。

例えば、おにぎりを木の皮で包んだり、ササの葉やシソの葉を使った笹団子や柏もちなどです。

食べると香りも漂い、さらに食欲がわくような効果もありますね!

 

ヒノキといえば構造材という印象もあるかと思いますが、なんといっても強度が抜群にあります。その特徴として、伐採してから200年間は少しづつ強くなっていき、その後、1000年かけて伐採当初の強度まで下がっていくそうです。約1200年後でも伐採時と同じ強度を保っているなんて驚きですね。

材木強度を示す指標の一つにヤング係数Eというものがあります。この値が大きい程、強度があるといえるもので、つまりたわみにくく、横架材に適していることになります。

一般的な杉はE70~100程度のものが多く、桧はE80~110程度となるそうです。強さは形状なども関係してくるので、これだけでは判断しにくいのですが、ヤング係数の数字上においてはヒノキ強し!といったところでしょうか。

だからヒノキは神社・仏閣によく使われるのですね。

 

最後に、日本三大美林の木曽ヒノキ、日本三大人工美林の尾鷲(おわせ)ヒノキのご紹介です。

 木曾ヒノキ

 

 

尾鷲ヒノキ

 

 

どちらも山の急傾斜でやせ地の環境で育っており、成長が遅くなるので、その分年輪が細かくなっていきます。

年輪が緻密になるということは、耐久性が高く、強度もあり狂いの少ない高級建材になるということです。

ヒノキのすばらしさを改めて感じ、今後もヒノキに触れていきたいものです。香りの良いですしね!

 

それにしても、早くこの杉とヒノキの花粉シーズンが終わりますように…香りもまともに嗅げません!(+_+)

 

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