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2024.01.21
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無垢のフローリングのお手入れ方法

住宅事業部の石田です。
弊社は中野区の自然素材の家をつくる工務店でして、事務所内にショールームが併設されております。
その床は無垢のフローリングが数種類(杉、バーチ、サクラ、パイン、そしてオーク!)貼られているのですが、先日その床を丁寧にお掃除する機会がありました。

冬という乾燥している季節柄か、目地の隙間が結構あいていたように思われました。
暖房器具の影響もあるのかもしれません。
※夏の湿気が多い時期は、逆に膨らんで隙間が目立たなくなります。

掃除機や雑巾を使い、社員の数名で行いましたが、無垢の木とあって、掃除方法はこれで良いのか
少し悩むところがありました。

 

そこで、今一度無垢のフローリングのお手入れ方法を探ろうと思い、様々な記事を読み、簡単ですがまとめてみましたのでよろしければご覧になって下さい。

 

その前に…フローリングには、傷や汚れ防止のために塗装を行います。
主には「オイル塗装」と「ウレタン塗装」があります。
その特徴として
オイル塗装:木の内部に浸透させて保護する塗装 →木の肌触り、質感を感じられる
ウレタン塗装:表面に固い塗膜をつくるコーティング塗装 →傷やシミがつきにくい

 

無垢のフローリングは、何といっても調湿性能と足触りの良さといった大事な特徴があります。
その特性を生かした塗装はオイル塗装ではないかなと思っております。

弊社も標準仕様には無垢のフローリングを取り入れており、このオイル塗装仕上げをしています。

そのオイル塗装のお手入れですが、

塵やホコリには →掃除機で取り除く、雑巾やドライ系のフロアワイパーでの拭き掃除を行う
落ちにくい汚れには →サンドペーパーでこすり、表面を薄く削る 新しい面が出てくるので、出来ればまた浸透性オイルを塗って保護してあげる
凹みには →キズに水を数滴垂らし、蒸らしたタオルを乗せ、無垢材に蒸気を吸わせ、膨らませて目立たなくさせる

といったものになります。

そして、やってはいけないNGなこととして
「水蒸気式のクリーナーは使用しない 膨張や毛羽立ち、白濁の原因となる 塗料も頻繁に塗るとべたつきの原因となり、汚れが付着しやすくなるので注意する 年1回で十分とのこと」

※弊社のショールームの床もずっとお手入れはフロアワイパーのみです。
それでも綺麗ですので、あまり神経質にならないでもよいのかなというのが正直なところです。

無垢のフローリングって、軽微な汚れやキズなら自分で直すことができます。

無垢が経年で色が変わっていったりキズや汚れが増えていくのは、自分が年をとって変化していくのと同じなのかなと考え、相棒として共に生活していくのは楽しいものではないでしょうか。

木って面白いですね!

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