2023.03.05
staff
日曜の朝に
おはようございます。東京中野区の工務店:小河原建設 住宅事業部 設計担当の高橋です。
本日は休日担当ということで、いつもと変わらず仕事の日曜日です・・・
今日の話題は昔の住宅の話でも、まずはこちらを
いつもの散歩コースから少し外れたところに下野谷(したのや)遺跡というのがあります。
こちらは国史跡に指定されている遺跡で、ただ今、整備工事最中なのです・・・
この写真竪穴住居も復元工事途中でほぼ建物は出来上がっている状態、まだ仮設フェンスがありそばには行けませんが・・・
そこで気づいたのですが、この竪穴住居屋根が土:土葺きなのです!!自分たちが学生頃は竪穴住居は茅葺のイメージでは?
どうもここ30年余りの発掘や研究の結果どうやら、古代の竪穴住居は樹皮の下地に土をかぶせたものが主流だったとのこと・・・
ということでこの復元住居は土葺きなのかと・・・
考えてみれば竪穴住居は屋根が壁でもあるので茅葺だと冬は寒そうだし、火にも弱そう・・・
なるほどね!やはり古代人も住まいの温熱環境・防火性などを考えていたということでは・・・
竪穴にするのも地中部分は温度が安定しているので掘り下げるのも、一つの理由といわれています。
人間が住まいをつくり始めたときから、今自分たちが携わっている住まいづくり、住まいに対する要望・要求は同じライン上にあるのだということ改めた感じた次第です。
ということで今日はこの辺で失礼いたします。残り良い日曜日をお過ごしください。