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2017.09.19
yoshihiko

快適な温度と湿度の目安とは(後編)

朝夕の虫の音が秋の深まりを感じさせる此の頃ですが皆様お元気のことと拝察いたします。

前号では一般的に使われている湿度とは空気中の水蒸気量を飽和水蒸気量で割った相対湿度(%)であると話しましたが、相対湿度に対して「空気1㎏あたりに何g の水蒸気が含まれるのか」を表すのが絶対湿度であり(g /㎏)で表されます。前号で質問した空気の重さ(約1.0~1.2㎏/立方メートル)が絶対湿度を理解するのに役に立つのではないかと思います。

-絶対湿度の目安-

ここで東京の月別の絶対湿度と相対湿度を図1で見てみましょう。

ふつう冬に喉の粘膜が乾かないようにするためには空気中の水分量(絶対湿度)は7g /㎏は欲しいところです。

逆に夏では12~13g/㎏ を超えると蒸し暑さを感じるようになります。

よって絶対湿度表から11月から4月までは加湿が必要な時期、6月から9月は除湿が必要な時期であるということがわかります。

相対湿度表と見比べても感覚としては掴み易いと思うのですがいかがでしょうか。

しかし一般的な湿度計には相対湿度しか表示されないので皆さん湿度といえば相対湿度となってしまっているわけです。

-快適な温湿度範囲-

ここで温度、相対湿度、絶対湿度により夏及び冬の健康で快適な温湿度範囲を示すと図2のようになります。

冬快適な室温は20度~24度くらいで喉の乾燥を防ぎウイルス感染しにくくするためには空気中の水分量は7g/ ㎏ 以上は必要です。

とはいっても湿度60%を超えるとカビやダニが発生しやすくなってくるので冬場は赤で塗りつぶした範囲。

夏の快適な室温は25度~28度くらいでカビやダニの観点から湿度は60%以下、蒸し暑いのも困るので空気中の水分量は13g /㎏は切りたいところです。

よって夏場の快適範囲は青で塗りつぶした範囲となります。

図2

図2

 

-まとめ-

絶対湿度の方が湿度による快不快の実感が掴み易いのではと思いますが家庭に絶対湿度計はないので、目安としては「冬は20度かつ相対湿度50%以上、夏は28度かつ相対湿度60%以下が健康で快適な温湿度範囲である」ということを覚えておいてください。

参考にして頂ければ何よりです。

 

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