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2019.11.03
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日曜の朝に

おはようございます。設計担当の高橋です。薄曇りの日曜日の午前中、久しぶりの日曜日の休日・・・

10月は会社の行事も絡み日曜日に休みがとれていなかったので簡単な「日曜の朝に」となっておりましたことご容赦下さい。

ということで今日は古建築の話に参りましょう。

群馬県を巡っておりました。山に近い建物を巡っておりましたが、今日は里に下りてきましょうか・・・

太田市世良田にあります「世良田東照宮」にスポットを・・・東照宮ですので神社です。しかも東照宮ですから徳川家康公をお祀りしている神社となります。

この世良田東照宮、本殿・拝殿・唐門の3棟が国指定重要文化財建造物。その拝殿と唐門は元は日光東照宮にあった建物を移築したものなのです。まずはその拝殿の写真をご覧ください。

世良田東照宮拝殿(世良田東照宮HPより)

日光東照宮の移築建築ですから由緒正しい権威のある建物、それがなぜ?この群馬の田園地帯に・・・ここは徳川家発祥の地なのです。

徳川は元をたどれば源氏の流れ新田氏を起源としているので、この世良田は「新田の荘」にあり先祖の地ということで東照宮をここに建立したのです。

この元々日光にあった世良田東照宮の拝殿は2代将軍徳川秀忠が家康の遺言の通り日光に東照宮を建立したその拝殿になります。

その息子3代将軍徳川家光はお爺さんの家康が大好きだったこともありもっと豪華な日光東照宮を!ということで、現在私たちが見る日光東照宮に造り直したため、いままでの建築どうしようか?と思ったのでしょう、その時徳川幕府のブレーンの一人である天海が住職をしていた世良田長楽寺の境内に東照宮を建立した、というのが今ここにある世良田東照宮なのです。

この世良田東照宮の建物なかなか面白い、また突っ込みどころもあるのでこの1回の「日曜の朝に」では終われません。次回もまだ世良田東照宮続きます。

今日はこの辺で失礼いたします。よい日曜日をお過ごしください。

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