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2025.11.07
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え。

こんにちは。特建事業部の三芳です。

上毛かるたシリーズ今回は「え 縁起だるまの少林山」です。

 

この読み札の縁起だるまの少林山とは群馬県高崎市にある少林山達磨寺のことです。このお寺は、もともと飢饉に苦しむ農民の副業として達磨の製造方法を伝えたことから、高崎だるまの発祥の地として知られています。毎年1月6~7日には「七草大祭だるま市」という江戸時代から続く伝統あるお祭りが開催され多くの参拝者が訪れます。

 

 

このお寺のシンボルの、縁起だるまは「福だるま」や「高崎だるま」とも呼ばれ、眉は向かい合う鶴を、鼻から口ひげは向かい合う亀を表す愛らしいデザインが特徴的で、高崎の伝統工芸品として地元の人はじめ多くの人に親しまれ、訪れる人々に温かな癒しを届けます。

少林山達磨寺では、まず僧侶が縁起だるまの片目に小さく点を入れて魂を込め祈願をする「開眼」を行います。参拝者は持ち帰っただるまに願いを込めながらその片目に大きく書き入れ、無事に一年過ごせた時や願いが成就したときに、もう片方の目を入れるのが習わしとなっています。

このお祭りには地域住民のみならず、国内外から参拝者が訪れていて、近年では台湾やタイなど東南アジアからの訪問が増えているといい、だるまに願いを託すという習わしは、言葉の壁を越えて海外の人々にも理解しやすく、日本の祈願文化を体感する機会となっているそうです。

ちょっと話が逸れますが、絵札のだるまの上に実は北斗七星が描かれています。数えてみると星は6つしかありません。これには「県民一人一人が七つ目に輝く星になるように」という製作者の願いが込められているといわれているそうです。そんなロマンチックな意味が込めれれていたなんて当時小学生の私は気づきもしませんでした。大人になって改めて知りただ群馬の魅力、郷土かるたということではなくこのかるたを触れるであろう群馬県民に対する愛情のようなものを感じなんだか温かい気持ちになりました。知れば知るほど奥深いという感覚はこういう感覚なんだなと。

話を少し戻します。高崎ではいたるところでだるまを目にしますが、このだるまの絵付け体験ができる場所もあり自分でだるまの眉やひげを描きオリジナルのだるまをつくることができます。私も小学生の頃地元の伝統に触れるというテーマの社会科見学でだるまの絵付け体験を行ったことがあります。私が行った「だるまのふるさと大門屋」という場所はだるま工場になっていてだるまの形づくりから実際に職人さんたちが絵付けをしている姿を間近で見ることができます。近くで見る職人技は小学生ながらに感動したのを覚えています。工場見学をしてから絵付け体験を行い、職人さんがとても滑らかに簡単そうに描いていた眉毛やひげも実際に描いてみるととても難しくさらに職人の染み込んだ技術に凄みを感じました。

大人になってまた故郷の伝統に触れるという意味でも絵付け体験に行ってみようかななんて思いました。

最後にだるまといえば赤が定番ですが実はいろんな色があり、各色で意味やパワーも違うといいます。各色の紹介をして終わりにします。

赤だるま/元祖・総合/諸病厄除、家内安全、開運吉祥、商売繁盛、交通安全

白だるま/博学・白寿/合格、学力向上、長寿、延寿、護身、小授安産祈願

黄だるま/黄金/金運、財運、富貴、富裕、富豪、名声、名誉、幸運

青だるま/青雲・盛運/立身出世、独立、就職、昇進、昇給

緑だるま/緑健/健康、運動、スポーツ上達、病気回復、ストレス解消

ピンクだるま/恋愛/恋の導き、良縁、結婚、ダイエット、若返り、美白

オレンジだるま/橙/会社・商店・一家の代々繁栄、大きな夢、願望の実現

紫だるま/神秘/高貴人、個性発揮、人間関係円滑、精神安定

黒だるま/厄除/厄払い、天災回避、黒髪、不苦労、黒字必達

金だるま/金賞/優勝、必勝祈願、大会・部活入賞祈願、巨富構築

銀だるま/変身/性格変身、現状打破、改革推進、品格身上

 

おわり

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